たまに聞かれることがありまして、それは、「タニグチさんなぜ自転車屋さんになったんですか？」

それは大学生の時、下宿の先輩が卒業時いらなくなった自転車を、谷口君いらない？と言われたので、なんとなく受け取りました。

BSの27インチの白いドロップハンドル車で、今ならばクロモリツーリングロードバイクでしょう。

当時、故郷の長崎ではそんなに自転車が多くなく、大学時代を過ごした福岡ではそこそこ見かけまして、通学でも学生は乗っていました。

とある日曜日、暇でしたので頂いたBSロードで、玄界灘を見たくてひとりで出かけました。

それが初めてのツーリングでして、技術的に何の知識もなく出発しましたけど、パンクとかメカトラブルはありませんでした。

初めての自転車のルートは、西区次郎丸あたりから室見川を渡り、そこから日向峠に向かいひたすら砂利道を上りました、今でこそきれいに整備されたルートですけど、その時代は行き交う車さえない林道でした。

初めての峠越えは、この道どこまで行くのだろう？、期待と不安が交じりどうにか峠の頂上までたどり着きました。

そこから山裾には、前原から糸島方面だと思いますけど、青々と広がる平野、そのはるか向こうには玄界灘の青い海が広がってました。

感動で、胸が震えました！

はるか昔、10代最後の最高のサイクリングの僕の思い出です(^^♪

今、サイクルロッジタニグチで、自転車の楽しさ・素晴らしさを、皆様に伝えたくて、相も変わらずの日々を過ごしています。